頑張ったら負け

妄想というか願望

バーベQ

今日は友達を誘ってバーベキューに来ている。

私が材料のハトを解体していると親友の佐伯が叫んだ。
「うわ!お、お、お前、正気か?おぇぇーーーー」
言い終わると同時に佐伯は吐いた。
体は痙攣し顔は真っ青になっている。

しまった!
温室育ちの軟弱腰抜け一般人には刺激が強すぎたか。
私はとっさに噓をついた。
「実は昨日法律が変わってハトは許可なく無制限に焼き鳥にしてよくなったんだよ。知らなかったの?」

すると佐伯の顔から生気が戻ってきた。
「なんだそうだったのか。焦って損した。じゃあついでにこれも使ってくれ」

佐伯はカバンから大きな袋を取り出した。

「!!!」

袋にはかつてハトだったものがたくさん詰められていた。

佐伯は自慢げに言った。
「こんなこともあろうかと、庭を荒らしていたハトを捕まえていたんだ」

こんなことってどんなことだよ。

「ちなみに車にあと3袋あるから」

誰だよこんなヤバいやつを連れてきたのは(泣)

常日頃から良識のある行動を心掛けている私は頭を抱えるしかなかった。