頑張ったら負け

妄想というか願望

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

楽しい絶縁

突然だが縁を切りたい友達がいる。会社の同僚だ。いつも偉そうで愚痴ばかり言っている。「直接言ってもいいが、ここは社会人らしく文章で、丁寧かつ遠回しに気持ちを伝えよう」私は決心し以下のメールを送った。"あなたの顔を見ると吐き気がします。気持ち悪…

誇りある仕事

私は中堅社員。またの名をエースという。最近新人の教育係に任命されたため、今日もビシバシと指導中である。「先輩!ここの手順が分かりません」早速新人から質問が来た。軽くいなしてやるか。「ゴミが。こんな簡単なことも分からないとは。いいか?よく見…

会社の常識

時刻は午後5時30分。会社の定時だ「うひょひょーい帰れるー!」私はものすごい速さで帰ろうとしたが主任に止められた。「待ちなさい。君は今日サービス残業をする日だよね?」なんだその日は。私が警戒していると同僚は言った。「お前はいつも会社で寝てばっ…

窓の不審者

私が部屋で目覚めるとそこには驚愕の光景が待ち受けていた。知らない人が窓の外に張り付いているのだった。「中に入れてくれ~」しかも何か言っている。完全に不審者だ。本来ならば警察に通報するところだが、寛大な私は入れてやることにした。ただし、危険…

庭師

「よし、これで全部か」ひと仕事終えた私は爽快な気分で庭に横たわった。私は庭師。無断で他人の家に侵入しては木を伐採したり、花を引っこ抜いたりしている。もちろんボランティアだ。なぜこんなことをしているのかというと家主が返ってきたときの反応が面…

散歩の流儀

「今日はいい天気だし散歩でもするか」私は夜の町を四つん這いになって歩いていた。 すると─ 「ちょっといいですか?」警察官に声をかけられた。職質と言うやつだろうか。 私は紳士的に応じた。「任意ですよね?だったら何も言うことはありませんファッ○」 …

ある正義マンの日常

私は正義の味方。日々人助けに精を出す人徳者である。 今日は公園のパトロールを行っている。「さて、今日もどこかに困っている人はいないかな。ん?」見ると子供が集まって何かをしている。近づいてみると、気の弱そうな子を大勢で囲ってからかっているよう…

肩ぶつけ師

「さて、今日のターゲットはと」 私は人混みの中から獲物を探していた。 私の趣味は人に肩をぶつけること。 ぶつけたあと適当に難癖をつけて人を不快にさせることを生きがいとしている。 もちろん危険は隣り合わせだ。 私が自分の存在に誇りを感じていると、…